
出版社:講談社 著者:小倉ヒラク
発行:2026年04月
沖縄の伝統的な蒸留酒・泡盛の出荷量が、ピーク時から半減しているという。
発酵デザイナーである著者は、味噌や醤油など、私たちの食生活を支える発酵食品が、原料や担い手の減少によって存続の岐路に立たされている現状に警鐘を鳴らす。また、伝統を守るのは作り手だけではなく、消費者である私たちにもできる役割があることを教えてくれる。
泡盛の古酒を味わい、「豆腐よう」をつまみに三線の音色へ耳を傾けた沖縄でのひとときは、その土地の文化を五感で味わう豊かさを実感する時間だった。
タイパやコスパでは測れない、経済活動の先にある「豊かさ」について改めて考えさせられる一冊。
BIZCOLI 近藤孝子
表紙は講談社サイトから引用


