書籍

BOOK

  • TOP
  • 書籍
  • 誰がアパレルを殺すのか
イベントを読み込み中

誰がアパレルを殺すのか

2021.4.20

出版社:日経BP  著者:杉原淳一 染原睦美

発行:2017年05月

成長著しい子ども服や、数回しか着ないオケージョン(フォーマル)服はメルカリ等で調達し、普段着はユニクロやGUで充分。ZOZOTOWNで服を購入すると、買い取り額まで提示してくれる-もはや服は所有するものではなく、サスティナビリティな世の中において、循環するものになったのかもしれない。循環するという事は、新しく作っても、服は売れない。福袋やファミリーセールで9割オフにしても在庫は消化できず、在庫処分業者に引き取られるというアパレル業界の病巣が赤裸々に述べられている。過去の成功体験から抜け出せず、不振にあえぐアパレル及び百貨店の問題は、この業界に限ったことではない。現状の課題を指摘しつつ、大量生産の逆をいくカスタマイズや、持続可能な服づくりに挑む企業等、国内外の新興プレーヤーの取り組みを紹介し、希望が持てる未来を提言した一冊。

BIZCOLI 近藤孝子

表紙は日経BP社サイトから引用

見学・お問い合わせ 蔵書検索