
出版社:早川書房 著者:小宮山功一朗 小泉悠
発行:2024年06月
インターネットに象徴されるサイバースペースは、不可欠でありながら実体を捉えにくい存在だ。本書は、サイバーセキュリティと軍事の専門家が、この見えない要衝であるサイバー空間の可視化を試みた一冊である。特に長崎県を起点とした海底ケーブルの敷設や保全する船の活動など、背後にある物理的インフラの実態は示唆に富む。情報インフラと安全保障の要でありながら、実はその多くが民間の力で支えられているという事実は、ビジネスの視点からも興味深い。データセンター誘致に沸く九州のビジネスパーソンにとって、現代の教養として押さえておきたい一冊。
BIZCOLI 近藤孝子
表紙は早川書房サイトから引用


