出版社:プレジデント社 著者:クリスチャン・マスビアウ
発行:2025年01月
20年来続くコンサルティングファームの創業者が、ビジネスに役立つ物事の見方を説いた本。著者は、ウィトゲンシュタインやメルロ=ポンティの哲学的アプローチによる観察を重視する。ビッグデータは自らが気づきを得た事象を検証する為のツールであり、観察の先にくるものではない。固定観念を捨て、物事と向き合い、気づきにたどり着けば、その先にある革新的なものや発明が実現可能だと著者は提案する。観察し、気づく。生成AIが台頭する中、人間にしかできない思考の大切さを学べる一冊。
BIZCOLI 近藤孝子
表紙はプレジデント社サイトから引用