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なぜ九州のホームセンターが国内有数のDX企業になれたか

2022.6.7

出版社:ダイヤモンド社  著者:柳瀬隆志 酒井真弓

発行:2022年02月

DXの必要性は理解していても、何から手を付けて良いかわからない企業は多いのではないだろうか。著者曰く、DXはシステムの話でも気合いの話でもなく、経営と人材育成の話だと言う。本書は「グッデイならできる♪」というフレーズでお馴染みの九州のホームセンター、グッデイがメールもホームページもないゼロの状態から国内有数のDX企業になれた5年間の取り組みを紹介した本である。IT活用の重要性に着目した柳瀬社長は自ら学び、社内で勉強会を開催し、外部に頼るだけではなく、自社でIT人材を育成した。システム部だけではなく、各部署に最低1名はデータ分析に長けた社員がいる状況を作り出した事が、グッデイ快進撃に繋がった。売り場にもデータ分析に詳しい社員がいるという事で、作業に徹していたパート社員からも質問や提案が出てくるようになったという。

経営者の役割とは何か-色々なご意見が上がるであろうが、共通項として「継続的に利益を上げ、会社を存続し続けること」があげられよう。トップのレジリエンスと行動力次第なのは変わらないが、著者も後書きに述べている通り、企業の規模や役職にかかわらず、「自分の会社や組織を良くしたい」という想いのある方に読んでもらいたい一冊。

BIZCOLI 近藤孝子

表紙はダイヤモンド社サイトから引用

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